おかナビ《ラーメン・グルメブログ》

主にラーメンをレポートするブログです

神保町 黒須「塩蕎麦」

競合他店が多い神保町エリアで、数年の内に某グルメサイトNo.1に君臨した超人気店「黒須」。

オープン当初からその卓越した美味しさで人気を博し、『ミシュランガイド東京2021』では、星付きではないものの、5000円以下で食べることができる卓越した良店の証である「ビブグルマン」 に選ばれました。

塩蕎麦醤油蕎麦煮干蕎麦の3種類と限定メニューがあります。醤油蕎麦は鶏の旨味が濃い醤油スープ、煮干蕎麦はキリッとした煮干しの旨味と動物性の旨味の醤油スープです。今回は塩蕎麦を頂いたのでレビューさせていただきます!

塩蕎麦1100円

1.人気は伊達ではなかった!

●あっさりな見た目からは想像ができないほど、濃厚な旨味が一杯に詰まっています!

●口に入れると野菜系の透き通った旨味塩のマイルドな旨味牡蠣の旨味、この3種類の旨味が口に広がります。

●牡蠣の旨味が塩スープの1番の主役ではありますが、主張しすぎることはありません。牡蠣や他の貝が少し苦手な人でも美味しく食べられるでしょう。(筆者自身、貝類は結構苦手なため。)

☆オリジナリティ溢れるトッピング



●この黒いトッピングは、牡蠣を柔らかく煮てペースト状にしたものです。

●これを少しずつ溶かして味変的に食べてもいいし、そのまま食べてみても柔らかく煮てあるのでとても美味しかったです!


●チャーシューは、脂身の少ないロース肉の低温調理チャーシューです。

噛む必要ないほど柔らかく仕上げられています。

●塩ラーメンのような繊細な味のラーメンには、低温チャーシューはよく合います。繊細な味に煮豚のタレの味が移ってしまったら台無しになってしまうかもしれないです。

●チャーシューのピンク色はラーメンの差し色的な役割もあり、見た目にも引き締まった印象をどこか与えてくれます。

☆麺は日本蕎麦のよう

●全粒粉入りの細麺を使用しています。

●低加水ではないので、食感的には柔らかい蕎麦や、素麺のようなにツルッと行ける印象。

●蕎麦のような喉越しと、全粒粉の香りがとても楽しく、スープの繊細な味も全く邪魔しない上品な仕上がりになっています。


2.追加メニューも頼みました

胡麻と山葵の和え玉300円
●和え玉は、味のついた替え玉として近頃は、色々なラーメン屋さんで提供されています。
和え玉の食べ方と言えば、油そばのように食べたり、ラーメンのスープに潜らせてつけ麺のように食べたり、麺を全てスープに移して替え玉として食べたりという食べ方が一般的になっています。

●こちらは、低加水の細麺に胡麻ダレ、山葵、炒り胡麻、低温チャーシュー、大葉があしらわれています。

マヨネーズ感強い胡麻ダレですが、山葵の香りと大葉のポイントで、あっさりといただける一品になっています。

●胡麻ダレがスープに移るのは気が引けたので、替え玉風にはせず、油そば風にして全部いただきました。

●どこかパスタサラダのような印象を受けましたが、山葵感が結構強いので苦手な人はいるかもという印象も受けました。

3.他のラーメンも紹介

煮干蕎麦900円



低加水の麺と煮干スープはベストマッチ!

●煮干しは強すぎず弱すぎずで万人受けしそうな淡麗スープです。

●粗く微塵切りされた玉ねぎの食感と甘み、柔らかく煮られたシナチク、スープを邪魔しない低温チャーシュー、味と見た目でラーメンのアクセントになる三つ葉、どれもが良いバランスで、完成形とも言える淡麗煮干ラーメン。

醤油蕎麦1000円

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※醤油は写真撮り忘れました

醤油感強めなカエシと、しっかりとした鶏の旨味が足し算された醤油スープです。どちらの旨味も一口スープを啜ると、びっくりするほど強く出ていて、それでいて全くお互いの良さを消すことなく丁度良いバランスを保っているスープです。

4.さいごに

●牡蠣が好きな人は塩、鶏が好きな人は醤油、煮干が好きな人は煮干というように、3種類のバリエーションで比較的誰もがラーメンを楽しむことができます。

●どの味も他店で出せば頭を張れるエース級のラーメンになっています。一回の訪問に限らず何回も足を運びたくなると思います。

5.店舗情報

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営業時間

●[月、火、木、金]
11:00〜15:00
18:00〜20:00

●[水、土]
11:00〜15:00

●定休日
日曜日、祝日

アクセス

maps.google.co.jp

●都営地下鉄三田線「神保町駅」A1出口から、徒歩3分